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市民とつながる「せんだい杜の音楽祭」 ~萩ホールが音楽に包まれる~

 せんだい杜の音楽祭が先月1日に、東北大学百周年記念会館川内萩ホールで開催された。学生やOBOGだけでなく、市民も多く訪れた。




 せんだい杜の音楽祭は萩ホール内のメインホールだけでなく、1階のロビーや会議室など、萩ホールのあらゆる場所でステージが催されるイベント。メインステージは入場料500円。そのほかのステージは無料で観覧することができ、出入りも自由となっている。

 音楽祭は1階のロビーで行われた東北大学学友会応援団と書道部によるパフォーマンスで幕を開けた。書道パフォーマンスでは邦楽部とのコラボも行われ、和楽器の音がパフォーマンスを彩った。

 2階の会議室では本学モダンジャズ研究会OBが中心となって結成されたユニット、マーガリンが小気味いいジャズを演奏していた。萩ホール内のどこにいても音楽が聞こえてくるという状況は新鮮でありにぎやかだ。

 メインコンサートは午後1時から始まった。メインステージは三つのプログラムから構成されており、まずは東北大学による音楽ステージが始まった。このメインステージは演奏の合間に入退場ができ、他の場所で行われているコンサートにも行くことができる。

 メインコンサートで最初に演奏したのは東北大学交響楽団。オーケストラの重厚な音楽でコンサートの開始を盛り上げた。次は本学学友会吹奏楽部。聞いていて元気が出るエネルギッシュな演奏に心を奪われた。

 ここで少しメインホールを出て他の会場に立ち寄ってみる。ロビーに出てみると本学ゴスペルサークルのGO∞HIP(ゴシップ)が歌を披露していた。リズムに合わせて歌う姿は観客を含め、その場にいたすべての人が笑顔になった。更に、2階の会議室では、本学関係者で結成されたバンド「The Crossroads」がライブをしていた。古いブルースやロックのカバーやオリジナル曲を披露し、普段は会議室の会場を盛り上げた。

 メインステージの二つ目のプログラムは東北大学合唱ステージ。先月17日に、ニューヨークのカーネギーホールで日米合唱祭に参加した東北大学混声合唱団などによる合唱が披露された。

 メインステージ三つ目のプログラムは市民共創ステージ。本学の学生やOBOGではなく地域の人々がステージを披露した。まず登壇したのは合唱団「萩」。仙台・いわき・東京にいる団員が集まり、合唱の定番局から民謡まで、全5曲を披露した。次は宮城学院女子大学音楽リエゾンセンターによるピアノを中心とした楽曲が披露された。圧巻のピアノソロ、歌唱とピアノによるミュージカル曲、さらに二人で一つのピアノを弾く連弾で、観客の心を引き寄せた。

 最後にこれまでに演奏してきた各団体、そして卒業生や市民有志による全体合同ステージが行われた。歌と楽器でフォーレのレクイエムの中から4曲を披露しメインコンサートを締めくくった。

 本イベントは本学ホームカミングデー内のイベントとして企画されたものだ。しかし「せんだい杜の音楽祭」は本学関係者だけではなく、本学を支える地域の人にも向けたものとなっている。来年以降も本学と地域の人をつなぐものになるだろう。
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