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【紀行】フランス・ドイツ旅行・前編 ~花の都パリを満喫~

 小さい頃からの憧れの地だったヨーロッパ。大学3年生の夏休みを利用し、短い期間だけれども行ってきた。筆者と友人との女二人、パリ3泊・ミュンヘン2泊の旅だ。






 飛行機と宿だけが予約されたパックツアーで、料金は一人21万円くらい。これに現地での電車賃や食費、美術館などの入館料、お土産代がかかったのだがいくら使ったのか自分でも把握できていない。

 さてこの紀行文、非常にグダグダな内容であることをご了承いただきたい。二人ともフランス語やドイツ語はおろか英語すらほとんど喋れないのだ。「なんとかなる」の精神でろくに準備もせずに行くと大変な目に遭うという、ほとんど自戒の文章である。

パリ編

 1日目。羽田空港からシャルルドゴール空港に到着し、まずは予約してあるホテルへ荷物を預けに行くことに。空港からパリ街中への行き方を全く調べていなかったのでここでひと苦労。

 結局電車に乗ればいいらしいと分かったけれど乗り方が分からない。改札を通るときに外国人のオバサンがやたらと後ろから身体を密着させてきた。「なんだこの人?」と困惑したが、思い出した。パリではそういうタダ乗りが横行しているらしいのだ。旅行開始早々のカルチャーショックに少し落ち込みつつ電車に乗り込む。

 電車はしばらく順調に進んでいたが、途中の駅での停車時間が不自然に長い。フランス語で車内アナウンスが流れると、ほとんどの乗客が降りていくではないか。そしてそれまでの進行方向と逆に電車が動き出した。戸惑いつつ次の(ひとつ前の)駅ですぐに降車して正規の路線に戻ろうとするも駅の構造がよく分からない。うまく説明できないが本当によく分からないのだ。一度改札を出て別の路線に乗り換えようと歩き回るも乗り換え口が見つからない。

 なんとか再び電車に乗ってホテルの最寄駅まで来られた。しかし今度は改札が開かず出られない。そのとき初めて知ったのだがフランスの電車は乗り越し精算ができないらしい。初見殺しにも程がある。というか、それぐらい調べて行けよという話である。

 一応そばに駅員と話せるスピーカーのようなものがあったが、こちらがろくに喋れないので一方的に通信を切られてしまう。通りすがりのお姉さんに話し掛け、彼女の切符で改札を開けてもらってようやく出られた。ここまで来るのに何時間かかっただろうか……。ともあれようやくホテルに到着。ちなみにまだパリらしいものは何も見ていない。

 気を取り直して、まずは凱旋門に向かう。さっきの件があったのでこんどは慎重にと思い、券売機で後ろに並んでいたスーツ姿のお兄さんに「この駅から凱旋門まで行きたいんですけど」的なことを英語で話すと快く券売機の操作を代わりにやって見せてくれた。「ありがてえ! これで行ける!」と喜び勇んで改札を通ろうとするもどうやら切符が間違っているらしく通れなかった。笑うしかない。きっと私の英語が下手すぎたのだ。

 結局冷静かつ聡明な友人のおかげで3日間乗り放題切符を購入し改札を通ることができた。凱旋門が見えたときの私の喜びは一言では表現できない。

 その後はエッフェル塔、オルセー美術館、ノートルダム大聖堂、フランス料理を満喫して1日目は終了。2日目はヴェルサイユ宮殿、ルーヴル美術館、3日目はモンサンミッシェルへ行った。

 美術館には美術に疎い筆者でも知っているような有名な絵がたくさんあって感動した。特にルーヴルは広すぎて迷子になるので注意。割愛するがこの3日間で何度も電車を乗り間違えている。

 翌日からはミュンヘンである。しかし長くなるので今月はここで切らせていただきたい。
(続く。次号(441号)に後編を掲載します)
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