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【論点】不法投棄学内で多発 ~ゴミ捨てマナー徹底周知を~

 先月号で清掃チーム「ぶる~みん」を取り上げたところ、ごみの投棄や自転車の駐輪、さらにはキャンパス内での喫煙といった環境美化のマナーに関する問題が浮き彫りとなった。今回の「論点」では、ごみ投棄の問題について取り上げる。




 川内北キャンパスでは昨年度で183・1トンのゴミが捨てられている。仙台市指定の家庭用可燃ごみ袋大サイズいっぱいのごみが4100袋弱捨てられている計算になる。これらのごみが、川内北キャンパス3カ所のごみ集積所に集められる。

 集積所に集められるごみは、キャンパス内のごみ箱から集められたごみだけで、私的なごみを持ち込むことはできない。また、粗大ごみは川内けやき保育園南にある本学が管理する集積所に、本学の物品に限り許可を得て捨てることができる。

   ところが、これらのマナーを守ることなくごみが捨てられるケースが後を絶たない。川内北キャンパスのごみ処理手続きを行う、学務課学務調達管理係の小口秀仁係長によると、集積所の近くで人目に付きにくい場所へ無断で投棄された廃棄物が多いそうだ。

 マナーを守らずに投棄されるごみは、家具などの大型のものが、特に年度が替わる時期に多くなるという。また、お花見や芋煮会のシーズンにもごみの持ち込みが増えるそうだ。学務課の永野桂一課長補佐は「誰かが置いているから、という理由でどんどんマナーを守らずに捨てているのでは」と推し量る。

 また自転車を指定された駐輪場に停めなかったことにより、ごみの処理を困難にしている事例もある。例えば川内北キャンパスの川内サークル部室棟南の集積所前は、ごみ収集車が入るための動線があるため、自転車は駐輪できない。だが、入り口に近いこともあり、常に自転車が駐輪されている状態。回収業者からも苦情が寄せられているという。

 さらに本学では、キャンパス内のみならず、周辺も含めて禁煙となっているが、周辺の道端などにたばこの吸い殻が多く捨てられている。たばこの煙を浴びた住民などからの苦情もあるそうで、喫煙に対する対応にも追われている。

 こういった状況を改善すべく、本学では掲示物や広報物を利用してマナーの理解を呼び掛けているが、なかなか状況の改善までには至っていない。永野課長補佐は「環境についてのマナーが守れている学生が少なからずいると本学としては認識している。皆さんには学内のごみ集積所へごみを持ち込むことは厳禁だと理解してもらいたい。また、学生が地域のごみ集積所に勝手にごみを捨てていると、近隣住民から苦情が来ることがある。学内外を問わずマナーを守って生活してほしい」と訴えた。

 マナーを守らないことによって、迷惑をかけることがある。一人ひとりがキャンパスの環境をよくすることを考えていかねばならない。そのためにも、学内で定められた環境美化に関するルールを知っておくことが必要だ。
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